MW WP Formの問い合わせデータ一覧を劇的に改善!カラムを並び替え・非表示にするカスタマイズ術

2020.12.23

MW WP Formの問い合わせデータ一覧、見づらくなっていませんか?

WordPressの人気お問い合わせフォームプラグイン「MW WP Form」は高機能で便利ですが、フォームの項目が増えてくると、管理画面の「問い合わせデータ」一覧が横に長くなり、見づらくなってしまうことがありますよね。

「よく使う項目だけをパッと確認したい」「項目を使いやすい順番に並び替えたい…」。そんなお悩みを抱えるWebサイト運営者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、テーマのfunctions.phpに少しコードを追加するだけで、MW WP Formの問い合わせデータ一覧のカラム(列)を自由に並び替えたり、不要な項目を非表示にしたりする簡単なカスタマイズ方法をご紹介します。

カスタマイズ用コード (functions.php)

以下のソースコードを、お使いのテーマ(または子テーマ)のfunctions.phpに追記してください。

/**
 * MW WP FORM 問い合わせデータ一覧のカラムを並び替え・削除する
 */
function my_mwform_inquiry_data_columns( $columns ) {
    $columns = array(
        'category' => 'お問い合わせの種類',
        'details' => 'お問い合わせの内容',
        'company' => '会社名・団体名',
        'department' => '部署名',
        'name' => 'お名前',
        'zipcode' => '郵便番号',
        'prefecture' => '都道府県',
        'city' => '市区町村',
        'address' => '番地・ビルなど',
        'tel' => 'TEL',
        'mail' => 'メールアドレス',
    );
    return $columns;
}
// 「mwf_yyyy」の yyyy は対象フォームの識別子(キー)に書き換えてください
add_filter( 'mwform_inquiry_data_columns-mwf_yyyy', 'my_mwform_inquiry_data_columns' );

コードの解説と注意点

コードを正しく動作させるために、以下の3つのポイントを確認してください。

  1. カラムの指定方法
    $columns = array( ... ); の中で、'name属性値' => '表示したいカラム名' の形式で指定します。'name属性値' の部分には、MW WP Formのフォーム編集画面で設定した各項目のname属性の値を入力してください。'表示したいカラム名' には、実際の一覧画面に表示したい列名を入れます。この配列の記述順が、そのまま一覧画面の表示順になります。
  2. カラムの非表示(除去)
    一覧に表示させたくない項目がある場合は、$columns = array( ... ); の配列から、その項目(行)ごと削除するだけでOKです。
  3. フォーム識別子の指定(重要)
    最後の行にある add_filter( 'mwform_inquiry_data_columns-mwf_yyyy', ... );yyyy の部分は、対象フォームの「フォーム識別子」に必ず書き換えてください。

    フォーム識別子は、MW WP Formのフォーム一覧画面、または各フォームの編集画面(下の画像を参照)で確認できます。この識別子(キー)が間違っているとコードが動作しないため、ご注意ください。

MW WP Formのフォーム識別子の確認場所

このカスタマイズを行うことで、問い合わせデータの確認作業が格段に効率化されます。ぜひ試してみてくださいね。

よくある質問 (FAQ)

Q1: コードを追加してもカラムが変わりません。なぜですか?

A1: いくつか原因が考えられます。まず、add_filterの末尾にあるフォーム識別子(mwf_yyyyyyyy部分)が、対象のフォームのものと一致しているか再度確認してください。また、$columns配列のキー('name属性値')が、フォームのname属性値と正確に一致しているかも重要です。スペルミスや、全角・半角の違いがないかチェックしてみましょう。

Q2: 「対応状況」や「登録日時」のカラムも非表示にしたり、並び替えたりしたいです。

A2: 申し訳ありませんが、この記事で紹介したmwform_inquiry_data_columnsフックでは、「タイトル」「登録日時」「管理者メール送信先」「対応状況」といったデフォルトのカラムを制御することはできません。これらはフォーム項目とは別に管理されているため、非表示にするにはCSSでdisplay: none;を指定するなど、別のアプローチが必要になります。

Q3: functions.phpを編集するのが不安です。他に方法はありますか?

A3: functions.phpの編集は、記述ミスをするとWebサイト全体が表示されなくなるリスクが伴います。編集に不安がある場合は、まず「子テーマ」を作成し、子テーマのfunctions.phpに記述することを強く推奨します。または、「Code Snippets」のような、管理画面から安全にPHPコードを追加できるプラグインを利用するのも良い方法です。

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